
「freeverb~」はroomsizeや、wet、dryのパラメータなどを設定すると、音が響くようにできるエフェクトです。作品「いしのこえ」の音などに使っていて、とてもよい響の音になります。しかし、RaspberryPiの最新のPureDataには対応が追いついていなくて、無理矢理つかうとPureDataが落ちてしまいました。もう使えないのかな、と思っていたのですが、改良されたソースがあり、自分でコンパイルすることで使うことができるようになりました。今回はそのメモです。

PureDataのソースと、freeverb externalsのソースをダウンロードして解凍し、同じ階層におきます。そしてターミナルで、externals側のフォルダに入り、makeしてsudo make installします。これでexternalsがコンパイルできると思います。
git clone https://github.com/pure-data/pure-data.git
git clone https://github.com/electrickery/pd-freeverb.git
cd ./pd-freeverb
make
sudo make install
ポイントは、PureDataのソースを同じ階層におくことです。その理由は、externalsでPureDataのソースをインクルードする部分があるからです。externalsによって、インクルードするソースが異なるので、PureDataのソースをまるごと置いておくのがよいかと思います。
多くのexternalsが「pd-lib-builder」にのっとって作られています。このページに一覧があります。
ここにあるexternalsは、基本的に同じ容量でコンパイルできると思います。
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